仕事にありつけました。

最近は、木の芽時とはいうけれど、わりと気分のムラっ気が出てる。まあ、自分でなんとかバランス取ってるけどね。

仕事を探しまわっていたが、やっとこ福祉関係で週3日の仕事を貰いました。とはいえ、なんにも技術がないので、本を買って来て読んだり現場の人に教えてもらったりと、ゆっくりの歩みです。

グループホームなんだが、どういうものかさえも解ってなくて、行ってみたら認知症のお年寄りが共同生活をするところで、職員は想像してたより、うんと少ない。子どもの施設なら、メンバーの入れ替わりもあるが、お年寄りだとグループそのものがじわじわゆっくりと衰えて行くというわけで、入れ替わりというものは、あんまり喜ばしいもんではないはずだ。たぶん、聞いたらどやされるであろう。

個人の居室にいくと、寄せ書きのようなものが貼ってあって、『またお話や唄を教えてね♡』とか書かれてるが、今は流動食で日がな一日うつらうつらしてるのがやっと……という人だったりして、いちいちショックを受けてる。そのうち慣れるんだろうけど。

共同生活といっても、お互いがお互いを忘れてしまうことがままあるようで、なんだか巨大な眠りと記憶の繭の中にまぎれこんだような印象がある。これも素人の感想だろう。

今回の仕事探しは精神的にきつくて大変だった。いままでどうにかこうにか、働いて自分の食い扶持を繋いで来たことさえ、職歴が多いですねと言われるとは、本当に驚いたし、なかば恨みに思ってる。でもそういう世の中になったんだよと実感をもてるのは良いことなんだろう。なにも知らないでいるよりは。
デタラメな世の中だけど、デタラメだと知ってることは良いことだと思う。




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