フォークは下手だけど、ちゃんと職場に参加出来たかな、と云う感じ。
気持ちが躍起になると、身体の癖でフォークの爪をしゃくり気味にしてしまうので、そこに注意すれば何とかなるかも?。
まあ、土曜日だから作業員さんも他のフォークも少ないから何とかなるというか、平日のごちゃごちゃした感じだと厳しいのは相変わらず。
帰って来てから、さぼてんの揚げ物と、よしもとばなな著!最新刊!『彼女について』を購入、一気に読了。
こりゃ一体何事か!と思う力技を観た!。トリップ感が売り物と言えば易過ぎるが、今までのものとは練度が違う。超立体で重層的なこの世の有り様を文章で組み立てている。しかも重くないし、『私うまいでしょう?』というような自意識は決して無い。(…あたりまえか……)
ポリフォニック、という言葉が浮かぶんだけど。天国に向けて徐々に加速をつけてジャンプアップする感じ、過去とか、しがらみとか人を支えて時には命を吸い取る要素を削ぎ落としていく……、しかし大事な事は全部持ったままで。
小説でここまでやるのかということよりも、何か他にやりたい事があって(ヒーリングということだろう)、それを小説というフォーマットに押し込めているというか。
内容で言うと、由美ちゃんがボロアパートに住んでて昇一くんが尋ねていく、そこが一番可哀想だ。
由美ちゃんは、まったくろくな目にあってないけど、そこが一番底だなあと思う。そこで、思い出し切れない過去を抱えて動けなくなっているのが、一番ふびんだ。
そして、まったくお恥ずかしい事に、そこのところが個人的に一番似ていて(……)もしかして、まあ自分も20代の間必死になって世の中を観察して毒抜きしていたが、それでもまだまだこの世と云うところに出てきてないのではないか?と思った。
おばさまという人の、凄みというのも凝縮されている。
隈さんのオカルトに対するスタンスもいいなあと。たぶん、憑依ということが本当にある事で、自分が悪霊に取り憑かれた人に殺されそうになったということを全面的に受け入れたら、隈さんのもともとの資質の部分も手伝って、普通の生活など出来なくなるからかも知れない。
現実にオカルト的資質を多少でも持っていると、世の中と自分の世界の釣り合いが取れなくて大変だというのはあるけど、でも広い目で観たら、魚屋とか株屋でも当然そういう職業的超能力というのはあるわけで、ことさら自分の感受性の特殊さを表に出して、うなだれたりする事も無いわけで。
ただ、本人を振り回して喰い散らかしかねない暗黒をジッと見つめて調整するという根気はすごく丁寧に書かれていて、オカルトの危うい面がよく出てるなあと思った。ここがもしかしたら一番怖かったかも。パパのお墓のシーンも怖いけど!。
そして繰り返し、酷い目にあったけど周りの人の力を借りて呪いを解体していく事は可能だ、というメッセージが出てくる。
酷いことが強烈に身の上に起こった場合、そのことは当事者同士でしか解決出来ないのではないかと思いがちだ。
しかし当事者が亡くなったり、話し合える状況にない場合(本人だって振り返りたくないに決まってる)、事件は凍り付いて動かなくなり、ショックは何時までも続いて、人生から熱を奪っていく。
いったい、その状況で他人に何が出来るというのか?。
その考えこそが呪いとなってる事に気づくということ。
幸せの魔女と呼ばれる由美ちゃんは、案外早くそのことに気づいて受け入れていく。
由美ちゃんは何事にもあっさりしていて、何かにつけ、すぐ幸せになってしまう。起こった事とそのテンションの軽さがあんまりにも対照的で、ほんとうに、『幽霊』みたいだ。
すごく怖い事と、柔らかい温かさとか人が人にする親切のコントラストがスゴくて、烈しい話だった。ぽかんとするばかりだ。
今日はレメディとカイロ(ジッポーのにした)を注文して掃除して家賃を振り込んで。
たぶん自分に必要なのは没頭する事だと思うんで、ちょっとやってみます。
気持ちが躍起になると、身体の癖でフォークの爪をしゃくり気味にしてしまうので、そこに注意すれば何とかなるかも?。
まあ、土曜日だから作業員さんも他のフォークも少ないから何とかなるというか、平日のごちゃごちゃした感じだと厳しいのは相変わらず。
帰って来てから、さぼてんの揚げ物と、よしもとばなな著!最新刊!『彼女について』を購入、一気に読了。
こりゃ一体何事か!と思う力技を観た!。トリップ感が売り物と言えば易過ぎるが、今までのものとは練度が違う。超立体で重層的なこの世の有り様を文章で組み立てている。しかも重くないし、『私うまいでしょう?』というような自意識は決して無い。(…あたりまえか……)
ポリフォニック、という言葉が浮かぶんだけど。天国に向けて徐々に加速をつけてジャンプアップする感じ、過去とか、しがらみとか人を支えて時には命を吸い取る要素を削ぎ落としていく……、しかし大事な事は全部持ったままで。
小説でここまでやるのかということよりも、何か他にやりたい事があって(ヒーリングということだろう)、それを小説というフォーマットに押し込めているというか。
内容で言うと、由美ちゃんがボロアパートに住んでて昇一くんが尋ねていく、そこが一番可哀想だ。
由美ちゃんは、まったくろくな目にあってないけど、そこが一番底だなあと思う。そこで、思い出し切れない過去を抱えて動けなくなっているのが、一番ふびんだ。
そして、まったくお恥ずかしい事に、そこのところが個人的に一番似ていて(……)もしかして、まあ自分も20代の間必死になって世の中を観察して毒抜きしていたが、それでもまだまだこの世と云うところに出てきてないのではないか?と思った。
おばさまという人の、凄みというのも凝縮されている。
隈さんのオカルトに対するスタンスもいいなあと。たぶん、憑依ということが本当にある事で、自分が悪霊に取り憑かれた人に殺されそうになったということを全面的に受け入れたら、隈さんのもともとの資質の部分も手伝って、普通の生活など出来なくなるからかも知れない。
現実にオカルト的資質を多少でも持っていると、世の中と自分の世界の釣り合いが取れなくて大変だというのはあるけど、でも広い目で観たら、魚屋とか株屋でも当然そういう職業的超能力というのはあるわけで、ことさら自分の感受性の特殊さを表に出して、うなだれたりする事も無いわけで。
ただ、本人を振り回して喰い散らかしかねない暗黒をジッと見つめて調整するという根気はすごく丁寧に書かれていて、オカルトの危うい面がよく出てるなあと思った。ここがもしかしたら一番怖かったかも。パパのお墓のシーンも怖いけど!。
そして繰り返し、酷い目にあったけど周りの人の力を借りて呪いを解体していく事は可能だ、というメッセージが出てくる。
酷いことが強烈に身の上に起こった場合、そのことは当事者同士でしか解決出来ないのではないかと思いがちだ。
しかし当事者が亡くなったり、話し合える状況にない場合(本人だって振り返りたくないに決まってる)、事件は凍り付いて動かなくなり、ショックは何時までも続いて、人生から熱を奪っていく。
いったい、その状況で他人に何が出来るというのか?。
その考えこそが呪いとなってる事に気づくということ。
幸せの魔女と呼ばれる由美ちゃんは、案外早くそのことに気づいて受け入れていく。
由美ちゃんは何事にもあっさりしていて、何かにつけ、すぐ幸せになってしまう。起こった事とそのテンションの軽さがあんまりにも対照的で、ほんとうに、『幽霊』みたいだ。
すごく怖い事と、柔らかい温かさとか人が人にする親切のコントラストがスゴくて、烈しい話だった。ぽかんとするばかりだ。
今日はレメディとカイロ(ジッポーのにした)を注文して掃除して家賃を振り込んで。
たぶん自分に必要なのは没頭する事だと思うんで、ちょっとやってみます。
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